STELAは50'sのオリジナル・フェンダー・ストラトと非常に近い鳴り方のサウンドなんです。
言っておきますが50'sモデルのストラトと同じという意味ではないですからね。まんま、半世紀以上前の枯れ切ったストラトのレスポンスやトーン感が新品なのにもう備わっていると言う意味です。
初期のオリジナル・ストラトはスワンプ・アッシュに近いライトアッシュ材が採用されています。この材は長い間の経年変化でストレス無くポン!と全部の音が まとめて前に出てくる独特の鳴り方をします。そこまで経年変化していない楽器はレンジがひとつにまとまっていませんから同種材であっても異なる鳴り方をし てるんです。
その意味では50'sのストラトやテレキャスターは皆さんが通常耳にしているそれらの定番サウンドとはかなり異なるんです。全体がふくよかなミッドレンジのような鳴り方ですからね。余分な音がしないんです。まるでヴォーカルレンジ的なんですね。レンジ感が。
コレクターでは無いヴィンテージ・ギターのファンの方はその鳴り方に拘っているが為にオールドしか弾かない方もいらっしゃいますね。やっぱり昔のフェンダーじゃなきゃ、って。(^_^)
そんな方々ですら、このギターを弾いたらビックリするはずです。しかも実際に枯れて力や色艶を失ってしまったヴィンテージ・ギターに比べて、レスポンス感 やレンジ感、倍音の含み方までそ?っくりなくせしていながらパワーは充分、色艶も張りもたっぷりですからね。ピッキング反応も飛び抜けています。恐ろしい ほどの表現力です。しかも燻煙処理でこの鳴りが人間より長生きしますからね。勿論、通常製作の楽器は死に行く一方の運命。
ワタクシがこの材での製作を行った理由の全てがこのギターを弾けばご理解頂けます。従来の業界の常識がいかに過去のモノであるかがお分かり頂けますよ。
クラプトンもレイボーンだってマーク・ノップラーも、このギターにはやられちゃいますよ。ギター弾きが惚れ込んでしまう魅力をこのギター自身が身にまとっているからです。
数百万出してヴィンテージ・ストラトを買うのも結構ですが、40万でこのギター・サウンドが手に出来るなら、ワタクシは迷わずこのギターを購入しますね。
このギターを弾いたら恐らくどんな方でも、まずその鳴りっぷりに驚くでしょう。
ですから既にtmp・ストラトを所有されている方にも、この鳴りのストラトの所有者はいないはずですから、あらためてお薦めします。
ルックスは斬新そのものですが、本物のオリジナル・ストラトのナチュラル・トーンを半世紀待たずとも、このギターは皆さんに提供してくれます。全国のストラト・ファンの皆さん、「新しい常識に」ご注目あれ。(^o^)